ホワイトテープ

一般的にテーピングというと、上の写真の
ような白い伸縮性のないテープを使って、
足首や膝などの関節を固定するイメージが
あると思います。
伸縮性のあるテープを使っていても
サポーターのようにグルグル巻いたり、
関節を締め付けるように貼っているのを
よく見かけます。
 
それに対してキネシオテーピングは、
皮膚の表面にテープをただ貼っているだけ
なので、「なんでこんなペラペラなテープを
貼っただけで効果があるのか?」や
「薬が塗ってあるわけじゃないのになんで
効くの?」などと聞かれます。
 
人体の膜構造
キネシオテーピングの最大のポイントは、
人の身体が何層にも重なった膜によって
形作られていると考えているところに
あります。
上の図のように人の身体を何重にも重なった
風船(赤)としてイメージしてください。
それぞれの風船は一番外側から
皮膚→脂肪→筋膜→筋肉→骨膜(靭帯など)→骨
を表しています。
風船の間には空気ではなく、液体(水色)で
満たされています。
この液体は風船同士がくっついて動きが
悪くならないようにする潤滑油の役割を
果たします。
この潤滑油の役割をしているのが、
血液やリンパ液です。
 
人の身体では膜の間を血液やリンパ液が
循環していて、栄養を供給したり、
疲労物質や老廃物を排泄したり、
さらには膜同士が擦れないように
動きを滑らかにしています。
血液やリンパ液がちゃんと循環していれば
問題はありませんが、重力や姿勢、
動作などによって膜が引っぱられて
伸ばされたり潰されたりすると、
膜の間にある隙間が狭くなるので、
膜同士が擦れてしまい、
摩擦による熱が
発生して炎症を起こします。
さらに筋肉・筋膜・皮膚の中にある痛みを
感じとるセンサー
が刺激され、
痛みを感じるようになります。
これが炎症や痛みが起きる仕組みです。
 

 

キネシオテーピングでは、
専用の伸縮性
テープ(キネシオテックス)で
問題の起こっている部分だけを包むように
して貼ると、その部分の皮膚を持ち上げて
膜の間に隙間を作ることができます。
その隙間にリンパ液が流れ込み摩擦が
緩和されると、痛みを感じとるセンサーへの
刺激が
小さくなるので、炎症や痛みは抑えられ、
身体に元々
備わっている自然治癒力が
発揮できる状況を作り出せます