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↑左：前方から見た斜角筋隙（〇内）/右：前から見た横隔神経
※画像をクリックすると拡大します。

〔付着部〕どこにあるの？

前斜角筋(ぜんしゃかくきん)、中斜角筋(ちゅうしゃかくきん)、
後斜角筋(こうしゃかくきん)の３つの斜角筋は、首の前外側で
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)と上僧帽筋(じょうそうぼうきん)に
挟まれていて、それぞれ首の骨(頸椎：けいつい）から肋骨(ろっこつ)に付きます。
前斜角筋と中斜角筋の間は斜角筋隙(しゃかくきんげき)と呼ばれ、
指先まで繋がる神経と血管が通ります。
また、横隔膜(おうかくまく)に繋がる横隔神経は前斜角筋の前を通ります。

〔働き〕どんな時に使うの？

・首を動かす（例：横に曲げる、左右に捻る）だけでなく、
静止時には首を安定させます。
・息を吸う時に肋骨を引き上げ、呼吸を補助します。

・首を前に曲げる動作に関与します。（※前斜角筋のみ）

〔キネシオテーピング〕

※写真を見て、見よう見まねで貼ったテープと正しい貼り方で貼ったテープとでは、
驚くほど効果が違います。

（適応症）

・首の痛み
・肩こり
・寝違え
・むち打ち症
・斜頸(しゃけい)
・頚椎症(けいついしょう)
・頚椎椎間椎間板(ついかんばん)ヘルニア
・胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)
（斜角筋症候群、肋鎖(ろくさ)症候群）
・手の甲や手指のむくみ
・肩甲骨内側の痛み
・腕や肩の痛み
・睡眠障害
・呼吸不全
・頭痛
・猫背　　　　　　　　　　　　　　　　　　　など