キネシオテーピングは、
どのくらい貼り続ければ
いいのですか？
スポーツテープ（ホワイトテープ）は、
プレー中だけ貼るのが普通ですが、
キネシオテーピングはプレー前、
プレー中、プレー後を問わず
貼っていて構いません。
キネシオテーピングには予防や治療、
リハビリ効果があるので、痛みや障害が
ある人は、普段の生活でも貼っている方が
いいでしょう。
障害が何カ所かある場合、
同時にいくつも貼って
いいのでしょうか？
はい。スポーツ障害は数カ所に
わたることもあるので、その全てに
同時に貼ることもあります。
運動中、汗でテープが
剥がれやすくなることが
あるのですが…
キネシオテーピング専用テープ
(キネシオテックス)は撥水性があり、
ある程度の汗では剥がれにくく
なっていますが、やはり汗をかくと
どうしてもテープは剥がれやすくなります。
動きの多い場所に貼る時や、
コンタクトプレーの多いスポーツで
剥がれて困るという場合は、
接着スプレーをしたうえで
テーピングする方法もあります。
ただし、スプレーをするとそれだけ
肌がベタつき、かぶれの原因にもなるので、
長時間の使用はおすすめできません。
貼り方が違っていると
逆効果になったりしますか？
逆効果にはなりませんが、正しい貼り方の
方が迅速かつ的確に効果を発揮することが
できます。
貼る場所やテープの貼り方に問題があると、
効果は出にくくなります。
打撲や打ち身などに対しても
効果はありますか？
はい。キネシオテーピングには、
打撲や打ち身による内出血や腫れを
抑える効果もあるので、回復を助けることが
できます。
貼ったままお風呂やプールなど
に入ってもいいですか？
はい。キネシオテーピング専用テープ
(キネシオテックス)は、撥水性があるので、
お風呂やシャワーでテープの上から石鹸を
つけて洗っても構いません。
ただし、濡れたままだとテープの粘着力は
落ちます。上がった後は、タオルで水分を
しっかり拭き取ったり、ドライヤーの冷風で
乾かしたりしてください。
湯船やプールに長時間入っていると、
剥がれやすくなります。
骨折や脱臼のリハビリに
キネシオテーピングは
使えますか？
はい。骨折の場合はギプスで固定するため、
筋肉が萎縮して弱ってしまいます。
それを元通りにするためにはリハビリが
必要になりますが、しばらく使わないことで
萎縮した筋肉を再び動かす時に痛みを
伴うので、時間が掛かります。
キネシオテーピングには、皮膚や筋肉を
刺激して筋機能を回復したり、痛みを
抑えたりする効果があるので、ギプスを
外した後のリハビリにはとくに有効で、
回復に掛かる時間も短くなります。
世界の理学療法士の間では、リハビリの
一環としてキネシオテーピングを使用する
ことがメジャーになってきています。
かぶれやすい体質ですが、
大丈夫でしょうか？
かぶれは体質ですから個人差がありますが、
キネシオテーピング専用テープ
(キネシオテックス)は、肌になじむような
素材や製造方法、あらゆる技術の
集約のもとで作られているので、
一般のテープやばんそうこうよりも
かぶれにくくなっています。
それでもかぶれてしまうとなると、
テープの貼り方や体調、ストレスなど
といった別の原因も考えられます。
テープを小さく切って肌に貼り、
一日以上様子をみて、
赤くかぶれるようでしたら、
使用をやめてご相談ください。
子供でもテーピングした方が
いいですか？
はい。最近は小さな頃からスポーツを
始める子供が多く見られます。
もちろんスポーツは身体に良いのですが、
成長に見合った運動をしていないと
障害やケガにつながり、かえって
身体に良くありません。
とくに小中学生は、筋肉と骨の成長が
アンバランスで大人より障害を
起こしやすいので、障害やケガを
予防するためのキネシオテーピングは、
非常に効果的です。
後で見直すために写真や動画を
撮影してもいいですか？
はい。ご自分で復習するためでしたら
一向に構いません。
しかし、SNSやYouTubeへの公開は
ご遠慮ください。
